古紙が大きな役割を果たしている

2011-10-28

紙の起源はエジプトのパピルスだといわれるが、パピルスは紙だったのか?を「植物繊維その他の繊維を水の中でバラバラにほぐし、溶けて薄く平らにしたもの」と定義したとき、パピルスは植物繊維を並べただけのもので、製法の心本は約二〇〇〇年後の今も変わっていない。紙にする植物繊維には、さまざまなものがある。日本の紙幣になる紙は和紙の一種で、ミツマタの皮の繊維を使う。和紙は繊維が長く、繰り返しの折り曲げに強いのだ。ふつうの紙は大部分が洋紙で、木材から作る。日本の紙と洋紙の年産量(約三〇〇〇万トン)は、このところはほぼ一定である。一人あたりの消費は約二〇?で、アメリカを筆頭とするベスト5に入る。紙の原料につき、全国製紙原料商工組合連合会にはこう説明している。「紙生産を支える原料として、日本では古紙が大きな役割を果たしています。年間で約一七六二万トンの古紙が原料として使われ。これは全原料の半分以上、五八%を占めています。なお残り約一二六六万トンの原料が原木から新たに作られるバージンパルプであり、約二八〇〇万トンの木材が使われている事になります(付記するとこの木材の六四%が輸入材です。また輸入・国内を含めた木材全体の九六%が製材の廃材や間引きで切られた間伐材などを利用しており、丸太は全体の四%にすぎません)。この紙生産をもし全てバージンパルプで補おうとすれば、その分世界の森林資源を浪費する事になります」。紙にする木材の九六%を廃材や間伐材が占めている限り、「森林資源の浪費」とはいえないだろう。