家全体のオープンプラン

2011-09-09

健康な家をつくるには、断熱材を用いて高気密・高断熱の環境をつくっただけでは意味がありません。家全体の温度を均一にして全館冷暖房の環境を整えることが不可欠です。皆さんはアメリカの住宅をテレビや映画で見たことはあるでしょうか? アメリカの家は玄関から入ると、驚くほどの大空間が広がっています。このような開かれた部屋づくりは全館冷暖房に適したつくりです。従来型の日本の家は個別の部屋に細かく分けられた間取りが多いため、全館冷暖房を考えても間仕切りによって空気の流れが遮られるため、家中の温度差を均一にする障害となるのです。日本の住宅で最も一般的な間取りは中央玄関振り分け型というスタイルです。これは家の真ん中に玄関と廊下があり、右にリビング・ダイニング、左に客間の和室、2階は左右に主寝室と子供部屋があるというパターン。この間取りは部屋の利用効率がよくローコスト住宅の基本パターンとなっています。しかしこのパターンは全館冷暖房に適したつくりではありません。全館冷暖房を可能にするには、家全体をなるべく開かれた空間にすることが大切です。家族みんなが使う共用部分はなるべくオープンにし、個別の部屋もドアを開けておくのを原則とすべきです。また、リビングや階段ホールに吹き抜けをつくれば、2階との通気の流通通路となり、家全体の温度差を小さくすることができます。