羊毛は人間の皮膚や爪、髪の毛と同じように、蛋白質からできている。羊毛の繊維は非常に複雑な構造をした高分子の繊維であり、各種の合成繊維と比べても、比較にならないほど複雑で、かつデリケートな構造をしている。羊の種類によって羊毛の太さ、長さは千差万別である。この多種多様な羊毛があることが、いろいろな羊毛製品を生み出している。わが国ではメリノ・ウールが一番多く使われている。その糸や織物は膨らみがあり、多くの空気を含んでいるので暖まった空気を外に逃がさない。そのため、羊毛は保温性に優れている。羊毛の表皮は疎水性があるので、衣服の状態では撥水性がよい。このことは防汚性が良いということにもつながる。