バブル絶頂期の大卒求人予定数は84万人。リーマンショック後の2009年の数字は73万人。企業の求人総数はそれほど減っていない。大学生の数が激増したのだ。その大学生のうち就職意向を持っている人の9割が今も就職できている。産業=需要サイドの要請とは関係なく増加し、その質が低下したといわれているのに、だ。さらに、大卒を採用したくても応募がないので採用ない、という中堅中小企業はたくさんあるのだ。ちなみに、アメリカの大学生のうち、就業を希望していて卒業までに就職先が決まっているのは5割程度。
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欧州には、もっと低い国もある。イギリスの「大卒採用協会」の調査によると、2010年の大学生の就職市場は厳しさを増し、トップレベルの大学で優秀な成績を修めない限り新卒採用枠には入れないという。ちなみに、求人1件当たりの候補者数は推定で69人。これを求人倍率に換算すると0.014倍になる。日本の大卒求人倍率は1.28倍。100倍の開きがある。アメリカ、イギリスともに、真似すべきモデルだとは全く思わないが、我が国の大学生がいかに恵まれた環境にいるのかという見当はつくだろう。