口の中でとろける一瞬のため

2011-01-26

「北風が吹かんと、ボラが来んと」10月10日の解禁日を過ぎると野母のボラ漁師たちは、ひたすら風を待つ。10月末まで、20日間が勝負だ。北風に変わると、明け方の浜へ出て水面に目を凝らす。回遊する道すがら、産卵のために岸辺に寄ってくるボラの群れを探すのだ。群れが入江に入っていれば、茜色の空を映して光る水面を破って、サイダーの泡がはじけるようにオスボラがとぶ。「女ボラはとびきらん。宵六子抱えとりますけん」ボラが待たれるのはこの時期だけ、それも目当ては真子(卵巣)である。オスボラは「鯛よりうまい」時季ものでさえ、蒲鉾工場に直行する。そして、全国のデパートに運ばれていくのである。このボラが今は通販で買えるので、是非ギフトやそのお返し際にプレゼントしてみてはどうだろうか?

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