自分の子どもを育てているときは減点法だったのです。理想が100点であって、うちの子はこれができない、あれもダメ……と減点法たった。やはり幼児期は加点法で育てることが大切だと思いますね。お母様方の頭の中には、2歳になったらここまでできる、3歳になったらこういうことができるという理想像ができています。それに自分の子を当てはめて、うちの子はこれができないからだめ、ここもできないと減点法で見てしまう。これでは親も子どももすごく可哀想です。そんなに親がやきもきしなくても子どもは育つし、育つ力をもっています。極端なようですが、放っておいても育ってくれるという一面がある。だから昨日できなかったことが、今日できると「すごい!」と心から喜んであげられる。しかし親はそうはいかない。そんなことはできて当たり前だという感じで、「できなくては困ります」とおっしゃる。そんなときは「お母さん、そんなことはありませんよ。余裕をもってお考えください」とお話しています。