最低限の生活基準であることをも知るべし

2011-10-27

中小の分譲マンションでは二一センチというところも多いが、さすがに大手建設会社のものは一五センチ。これでも業者にすれば建築基準法よりニセンチも厚いではないかとなる。しかし、これだって九〇年ごろまではスラブ厚一八センチのマンションがいくらでも建っていた。床厚一五センチが普通というなかで一八センチを目標にするといっても、単に昔にもどっただけなのである。では、いったいどれぐらい壁が厚ければ効果的に遮音できるのだろうか。ただ、一般的にいって一五センチの厚さでも聞こえる音はやっぱり聞こえる。ぜったい聞こえないようにするのは核シェルターのように厚くしなければならないが、そんなことはどだいムリな話だ。音には周波数によって聞こえる音と聞こえない音があり、高い音というのは一五センチの厚さがあっても聞こえるのである。襖を閉めたときのバシッという音や、歩いたときのきしみ音、またピアノの音などがそうだ。話声などは一五センチもあれば余り聞こえないと思うが、昔ピアノ殺人事件というのがあったように、人間が気になるのは高い音なのだから壁厚が一五センチあってもやっぱり気になる人は気になるものだ。