ベネトンカラーのルーツ

2012-01-18

刺激的なメッセージによって沸き起こった社会世論の渦は、人間の心に潜む根強い差別意識やタブーを露呈した。トスカーニが辞任した後の広告キャンペーンは、ベネトン−グルーブ所属の研究機関「ファブリカ」が行っている。ベネトンの特筆すべき特徴は、ブランド名にも記されているように、カラフルな色彩にある。世界各国の色彩文化の違いはあるものの、色彩は世界共通語だと、こだわり続けている。斬新な色遣いのベネトン−カラーの発端は一九五五年、北イタリアに住む兄ルチアーノ−ベネトンと妹ジュリアーナによって誕生した。

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当時のイタリアでは、セーターは第一に高価格なイギリス製、第二に家庭内で母親や娘が編む手編み、最後が品質の劣る機械編みの三種類しかなく、さらに英国調の地味な色ばかりだった。そこに目をつけたルチアーノとジュリアーナは三十六色の色鮮やかなセーターの生産を開始した。