ダイムラーとクライスラー合併の影響

2011-08-22

各社を拡大路線に走り出させたのは、ドイツのダイムラーと米国のクライスラーとの合併だろう。ダイムラーのクライスラー買収は、フォルクスワーゲン(VW)やBMWを動かした。VWは、ロールスロイスのブランドを買収して大衆車から高級車へとフルラインメーカーへ走り出し、BMWは、英国のローバー社を買収し、「ミニ」ブランドを手中にした。しかし、ローバー社からは撤退してフォードへ売却してしまった。もともと欧州車は、日本市場で根強いファンに支えられてきた。なかでもドイツ車の人気は高い。高級車の代名詞であるベンツ、スポーティな走りで若者に人気のBMW。さらにビートル時代から日本に定着しているVWと輸入車市場では常に上位を占めている。日本の輸入車(乗用車)台数は、93年に20万台を突破、96年には44万台を達成した。しかし、2001年には29万台と30万台を割り込んだ。とはいえ、VWが、トヨタとの販売提携で「デュオ店」を立ち上げ、自社の「ファーレン店」と共に着実に日本市場に根付き、輸入車市場でトップシェアを誇っている。

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