ビッグマイナースピリットのわかりやすい例のひとつに、ビームス社内でいわれるところの「見せる店」と「売る店」という、店舗計画の上での大きな棲み分けがある。文字通り、前者は、見せることにプライオリティを置いた店、後者が、効率性、売り上げにプライオリティを置いた店という意味だ。言い方を変えれば、前者はこれまでにない驚きや斬新さに心が砕かれる店で、後者は安心感と安定性に終始する店。もっとわかりやすくいえば、前者はすべてゼロから作る店で、後者は効率的なカセット方式の店ということになる。マイナー式とメジャー式といってもいいだろう。その店舗企画を現在、担当しているのは、販売促進部・部長のT氏と、クリエイティブディレクターのNである。もともとはTが店舗全般、ディスプレイがNとふたりの役割分担は明確だったそうだが、最近は、Nも企画初期段階から関わり、二人三脚で事に当たるようになっているという。