天然ガラス素材のため、破片がたいへん鋭く、短剣や矢じりなどに多く用いられてきました。「希望と積極性を持てるように導く石」とされ、感情をはじめとするあらゆるもののバランスを保つ石であるとされています。オブシディアンの主産地であるメキシコでは、古代から、この石を磨きあげて作った鏡は神様からの声を受け取るものであるとされてきました。また、中世のヨーロッパでは「天使のメッセージを伝える」石とされていたようです。「自制心が増強され、自己の本質に向き合わせてくれる力」もあるといいますから、その過程もゆっくりと楽しむつもりで、お試しになってみてはいかがでしょうか。好きなことと向いていることの違いに気づかずに、毎日過ごしている人が意外と多いのではないでしょうか。そんなときには、オブシディアンの力を借りて自分と向き合ってみるのもよいかもしれませんね。また、有史以来、このオブシディアンを使った多くの道具や、宝飾品、仮面、鏡、短剣、矢じりなどが、世界中から発掘されてきました。「アパッチ・ティア」、つまリネイティブアメリカンが戦いの中で流した涙から生まれたともいわれ、彼らにとっては魔よけの石でもありました。また、血液の病気や男性の生殖器の病気治療にも用いられていたそうですが、どんなふうに用いられていたのかは諸説紛々としています、黒ではなく青緑色のものはモルダバイトと呼ばれ、人造ガラスである場合もあるので注意が必要です。そして、オブシディアンは、近ごろ婚約指輪(エンゲージリング)さらに結婚指輪(マリッジリング)に使用することが多いようです。